鹿島臨海鉄道、10月に運賃改定を実施

大洗鹿島線の車両

国土交通省関東運輸局長は、鹿島臨海鉄道による大洗鹿島線の旅客運賃上限変更認可申請について、3日にこれを認可した。

改定後の大人普通運賃は、水戸~大洗間が420円(現行330円)、水戸~新鉾田間が960円(現行820円)、水戸~鹿島神宮間(JR東日本区間の運賃含む)が1750円(大人1590円)など。通勤定期券も同様に改定する。通学定期券も改定対象だが、あわせて割引率を50パーセントから55パーセントに拡大する。通学1か月定期券の発売額は、水戸~大洗間が1万1340円(現行9450円)、水戸~新鉾田間が2万5920円(現行2万4530円)、水戸~鹿島神宮間(JR運賃含む)が4万5170円(現行4万5120円)など。平均改定率は、普通旅客運賃が21.1パーセント、通勤定期旅客運賃が25.6パーセント、通学定期旅客運賃が9.2%パーセント。全体では17.7パーセントとなる。

今回の運賃改定は、燃料価格や物価の上昇などによる運行経費の増加に対応するためのもの。同社の運賃改定は、消費税率の引き上げにともなうものを除くと、1995年以来約29年ぶりとなる。運賃改定は、10月1日に実施する。

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