「黒船」のつながり学ぶ ペリー出身地の米高校生がゆかりの地へ

 幕末に黒船を率いて浦賀に来航したペリー提督の出身地、米ロードアイランド州の高校生9人が21日、横須賀市を訪れた。三笠公園や市自然・人文博物館など観光地のほか、市内にあるペリーゆかりの地を巡り、両地域の歴史的つながりに理解を深めた。

 高校で日本語を勉強している生徒たちは、研修旅行として2週間ほど日本に滞在。同州ニューポート市では、毎年「黒船祭」が開催されており、今回、同じくペリーとつながりのある横須賀を旅程に入れた。

 生徒たちは、ニューポート市から贈られた「ペリー予言の碑」が展示されている横須賀商工会議所(同市平成町)や、ペリー公園(同市久里浜)を訪問。同公園内の記念館では、黒船来航に関する資料や模型を見学した。

 日本に来るのは初めてというナザレ・スアゾさん(18)は、「ニューポートと横須賀の共通点を知ることができて、興味深かった」と話していた。

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