12人が立候補予定 神奈川選挙区

 第24回参院選は22日公示され、7月10日の投開票日に向けて18日間の選挙戦に入る。改選定数が3から4に増える神奈川選挙区には、比例代表からのくら替えを含む現職3人と元職1人、新人8人の計12人が立候補を予定している。安倍晋三首相が消費税率10%への引き上げを再延期する考えを表明したことや、経済政策「アベノミクス」の評価などを巡って、与野党の論戦が展開されそうだ。

 党派別では、自民党現職、民進党現職、民進党元職、公明党新人、共産党新人、おおさか維新の会新人、社民党新人、日本のこころを大切にする党新人、諸派新人2人、無所属現職、無所属新人が出馬予定だ。

 神奈川選挙区では、改選定数が4になった前回2013年は自民、みんなの党、公明、民主が議席を獲得した。前々回10年は自民、みんな、民主だった。

 今回、自民は公認に加え、無所属現職と公明新人にも推薦を出し、野党第1党の民進も2人を公認した。与野党ともに複数擁立に踏み切るなど、主要政党が軒並み候補者を立て、激しい選挙戦が予想される。今回から選挙権年齢が18歳以上に引き下げられ、若年層への訴えも注目される。

 各候補は22日、立候補の届け出後に駅頭などに立ち、第一声を上げる。

 

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