キャッシュレス化進めても「新紙幣」対応苦慮 鉄道なら駅対応だが…路線バスの場合は?

3日始まった新紙幣の発行、その対応に路線バスなどを運行する松江市交通局では、今も追われています。

松江市交通局・安達由孝さん
「改修作業は今年の5月から始めまして90%位、現在、完了しております。補助金とかですね、そういうのは一切ございません。」

料金箱にある、かなり高額な紙幣読み取り装置という部品を全て交換することになりました。交通系ICカードを導入してキャッシュレス化を進めていましたが、逆に。
それだからこそ54台ある路線バス全てを改修する必要がありました。

松江市交通局・安達由孝さん
「現金の方はですね、だんだん減って来てはあるんですけども。ICカードにチャージという機能を(料金箱が)備えておりますので。」

鉄道なら駅での対応にできますが、バスは車内でカードにチャージする客も多く、現金お断りにはできません。

コロナ禍が明け、利用客は徐々に戻って来ているといいますが、交換部品を2年前に発注しそれが今年5月に届いてから徐々に改修作業を進めるなど会社には痛い出費となりました。

© 株式会社山陰放送