【高校野球|注目校⑦関根学園】新たな風を吹かせ”考える”チームが挑む夏【新潟】

夏の高校野球新潟大会|注目校⑦関根学園

7月5日に開幕する夏の高校野球新潟大会。今大会の注目校や選手をシリーズでお伝えしていきます。
今回は、第3シードの『関根学園』です。

初の甲子園出場を狙う関根学園。秋と春の県大会は、ともにベスト4に食い込み夏に向け、ますます勢いをつけています。結果を残してきたその裏には、ある大きな変化が。

■安川巧塁監督
「当たり前にやってきたことが、なんでなんだろうと考えようというのが今年の一年間のテーマ。」

今年のチームのテーマは「考える」。
トップダウンのスタイルから、部員自らが話し合い、ルールや練習の意味を考えるようになりました。その一つが…
■安川巧塁監督
「今年に入ってから、まず坊主をやめようというアクションをした。」
■山川徠輝主将
「坊主だと野球部に見られがちだと思うが、髪を伸ばすことで野球部ではない一般の方に見られるので、全員で一回伸ばしてみようとなった。」

野球部員である前に、一人の人間としてどう振舞うか。普段の生活から見直しました。
さらにトレーニングの刷新や設備の充実もチームの進化を後押しします。秋から、筋肉量や体脂肪率などを細かく管理。データに基づき、的確な練習メニューを組み立てることで力をつけてきました。プロテインサーバーも導入し、気合十分です。
■部員「(ポーズ)お、筋肉入っています。」

そんなチームのキーマンとなるのが、「打の関根」を引っ張る2人のバッター。
まずは、ポイントゲッター・谷島優輝。春の大会ではホームランを放ち、大事な場面でチャンスをものにするバッティングが特長です。
■谷島優輝選手
「応援してくれている人の分だったり、家族や指導者への感謝の気持ちも込めて結果で応えたいという気持ちで打席に立っている。」

もう一人、頼れるオールラウンダー・小林隆太朗。走攻守3拍子揃い、監督が「最も信頼するバッター」と話す大黒柱です。
■小林隆太朗選手
「自分が甲子園にこのチームを行かせるという気持ちでいきたい。」

さらに、豊富なピッチャー陣もチームの要。
長身が武器の佐伯大和、速球派の大平慈温、さらにサウスポーの深町正眞とタイプの異なる3人の3年生がチームを引っ張ります。

そして、大事な場面を任されてきたのが2年生の鈴木興丞です。この夏は3年生の思いを背負い、恩返しの活躍を誓います。
■鈴木興丞投手
「先輩に支えられてきたので今まで、今度は自分の力で3年生を引っ張って、甲子園にいきたいと思う。」

設備も、実力も、気持ちも、すべてが整った今。この夏、目指す場所は一つです。
■山川徠輝主将
「夏は甲子園一本で、県代表として優勝することしか目標にしていない。」

これまでとは違う、新たな関根学園。さあ準備は整った。いざ、初の夢舞台へ。

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