しまなみのサイクリング 盛り上げの切り札は?広島・愛媛の両知事が意見交換

広島・愛媛の両県知事が共通する課題などについて話し合う「広島・愛媛交流会議」が3日、愛媛県今治市内で開かれ、観光振興などについて意見交換しました。

広島県の湯崎英彦知事と愛媛県の中村時広知事は、3日午前、会議にさきがけ、大三島の宿泊施設に設置された「水循環システム」を視察しました。

東京に本社を置く「WOTA」が開発したこちらのシステムは、愛媛に加え広島でも実証事業が進められていて、処理を行い雨水は飲み水にするほか、洗濯など生活用とトイレ用はそれぞれ循環利用します。

過疎地域や大規模な災害が発生した時の新たな水の確保策として期待されていて、両県の知事も飲料水を試飲しました。

広島・湯崎英彦知事
「おいしいですね」
愛媛・中村時広知事
「全く感じないですね、雨水で作った飲料水って」

午後からはサッカーJ3、FC今治の本拠地として去年できた「アシックス里山スタジアム」に場所を移し、両県の知事が意見交換しました。

広島・湯崎英彦知事
「Eバイクが世界的に増えているところだと思いますが、いわゆるガチなサイクリストだけじゃなくて、いろんな方が楽しめるようになっていると思います」

愛媛・中村時広知事
「しまなみ海道にはもってこいのツールだなあと感じています。さらなる飛躍に向けて大いに両県で連携していきたいと思います」

両県の知事は、Eバイクを切り札に、しまなみ海道のサイクリングをさらに盛り上げていくことで一致しました。

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