6月県議会閉会 「JTB」に損害賠償求める提訴議案など可決

6月県議会が3日閉会し、県が旅行会社大手「JTB」に損害賠償を求めて提訴する議案などが可決・受理されました。

6月県議会には、県の新型コロナ感染防止に関する事業を委託していた大手旅行会社「JTB」に過払いがあったとして、約6400万円の損害賠償を求めて提訴するための議案などが提出されていました。県議会では県が提出した議案36件が原案通り可決・受理された一方で、日本維新の会の議員から提出された議員の月額報酬を2割カットするよう支給条例の一部を改正する議案は否決されました。

閉会後、山下知事は提訴について次のように話しました。

山下知事

「様々な民間企業との委託契約を今も結び、これからも結んでいくということになると思うので、適正に契約が履行されるようにこの訴訟がきっかけになればいい」

また新しい議長と副議長の選任も行われ、選挙の結果、自民党・無所属の会の中野雅史議員が初めて議長に、また自民党・無所属の会の川口延良議員が初めて副議長に選ばれました。中野議長は会見で次のように意気込みを語りました。

中野雅史 議長

「この立場をいただきましたので(議会を)まとめていって、知事対議会とか政党同士の争いではなく、県民の目線に合わせた政策をきちっとやっていくことが大事です。」

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