新紙幣 県内でも取り扱い開始 銀行には行列 券売機の改修作業も【岩手】

20年ぶりとなる新しい紙幣が3日発行され、岩手県内の銀行でも取り扱いが始まりました。

午後1時半、両替の受け付けが始まると、待ちわびた人たちは次々と新しい紙幣を受け取っていました。訪れた人の中には300万円も両替する人もいました。

岩手銀行では5日までに県内の全支店で新紙幣の取り扱いが始まります。また、東北銀行は本店で3日から始まっていて、北日本銀行では5日から取り扱うということです。

一方、県内では新紙幣への対応に追われるところも…。

盛岡駅の西口バスターミナルにある待合案内所では、仙台や大館などに向かう高速バスの券売機の改修作業が進められていました。

施設を管理する県バス事業協同組合によると今年2月に新紙幣を識別する部品をおよそ50万円でメーカーに発注しましたが、部品の生産が追いつかず納期に時間を要し、当日の作業になったということです。

また、盛岡市内のラーメン店では今年の3月から券売機の交換を進めていましたが間に合わず、7月中に対応する予定です。また券売機の交換には40万円ほどかかるということです。

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