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20年ぶりとなる新紙幣が3日、発行されました。
岩手県内の一部の金融機関でも取り扱いが始まり、両替を求める人の行列ができました。
(記者リポート)
「きょう発行の新紙幣を求めて、多くの方が順番を待っています」
新紙幣はそれぞれ1万円が渋沢栄一、5000円が津田梅子、1000円が北里柴三郎の3人の肖像がデザインされています。
お札には向きを変えると顔の向きも変化する3Dホログラムが採用されていて、偽造防止の強化を目的に、最新の印刷技術が駆使されています。
また、これまでのお札と比べて金額の数字が大きく表示されていたり、目の不自由な人向けに金額の違いが分かるよう識別マークが触れると凹凸になっていたり。
ユニバーサルデザインの考え方が取り入れられています。
県内の一部の金融機関でも3日午後、両替や預金の引き出しによる新紙幣の取り扱いが始まりました。
盛岡市の岩手銀行本店には、新紙幣の取り扱い開始前から30人ほどが整理券を受け取って順番を待ち、それぞれ旧紙幣との両替を行っていました。
(新札を手にした女性)
「孫のお年玉にと思って。半年早く送ろうかと、お札を見て感じました。このホヤ
ホヤを」
(新札を手にした男性)
「(前回新紙幣発行の)20年前は20歳ぐらいで興味もなかったので、あまり感じる
こともなかったが、今お金のありがたみが分かるので」
「こうやって持つと紙幣が変わっていくのを実感できる」
岩手県内ではこの他、東北銀行はあす以降順次対応する店舗が拡大されるほか、北日本銀行はあさってに、一部店舗を除いて取り扱いが開始される予定です。