【海に落ちたらどうすれば?】慌てて飛び込まず、空のペットボトルを浮き輪に 泳げない記者が体験

本格的なマリンレジャーのシーズンを前に、海上保安庁が海での救出訓練を行いました。海で遊ぶときに気を付けるべきこととは?

「助けて―」

3日、海上保安庁が実施した、海に転落した人を救け出す訓練。去年、水難事故の被害にあった人は、大阪や兵庫などで65人に上ります。

海に潜む思わぬ危険とは……。

関西空港 海上保安航空基地 警備救難課 大黒真司 課長

「整備された岸壁のように見えますが、コケがくっついていたり、すべりやすくなってますので、海中転落したり。磯釣りの場合、100回とか1000回に1回、大きな波がきてさらわれることがあるので十分注意が必要」

それでも海に落ちたら、どうすればいいのか。海上保安庁の立ち合いのもと、記者が体験してみます。

有吉優海 記者

「私、全く泳ぐことができないんですが、今回、一緒に海に散歩にきた想定で、このままの服で海に落ちたいと思います」

泳げない人が助かるには?

同行者は、泳ぎに自信があったとしても慌てて飛び込んではいけません。

「クーラーボックス投げるから!これにつかまって~」

まず身の回りの浮かぶもので呼吸を確保させます。さらに、身近なペットボトルも空にすれば「浮き輪」代わりに。

「あごのした!横のほうがいいっす」

「力抜いとってください!なるべく大きく息吸って!」

有吉記者

「ペットボトルだけでもなんとか顔を出すことはできます」

呼吸を確保できれば、助けを待つ余裕が生まれます。

楽しく海で遊ぶためには救命胴衣を着用し、いざというときの行動を確かめておくことが重要です。

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