西武・武内夏暉 ソフトバンクの大卒ルーキーとの初対戦を警戒「甘くいかないように」

全体練習に参加した武内

西武のドラフト1位ルーキー武内夏暉投手(22)が4日のソフトバンク戦(みずほペイペイドーム)に先発する。

福岡県出身の左腕にとって、同ドームでの登板は5月19日以来。この試合では完封ペースで好投しながら1点リードの9回途中に左脚をつって降板し、抑えのアブレイユが打たれて、チームはサヨナラ負けした。「前回ああいう形で負けてしまったので、今回は勝てるように」。3日の同ドームでの全体練習後に意気込みを示した。

今季のソフトバンク戦は2試合で1勝0敗。対戦防御率0.56はパ・リーグ球団別では最も良く、首位を快走する相手を封じ込めている。故障者が出てきたソフトバンクは、武内にとっては対戦がない相手も増えてきた。その中の一人が同じルーキーで慶大出身の廣瀨隆太だ。国学院大時代には対戦がある廣瀨について「打球が強いパワーヒッター。甘くいかないようにしたい」と警戒した。

自身はここまで4勝0敗。チームが最下位に低迷する中で無敗が続く。「そこは気にせず、目の前の試合に集中したい」と誓いを新たにした。(林 原弘)

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