アフリカゾウのマオ あす国内初の人工授精へ きょうの受精は見送り 岩手・盛岡市

盛岡市動物公園ZOOMOで飼育されているアフリカゾウのメス・マオの国内で初めてとなる人工授精が4日午前行われることになりました。

(記者レポート)
「マオがゾウ舎の中に入っていきます。ママになるため、人工授精への挑戦です」

3日は園内のゾウ舎にドイツから指導に訪れているヒルデブラント獣医師とそのチーム、ZOOMOの飼育員や獣医師らが集まりました。

これまで国内でのゾウの人工授精の成功例はありませんが、ヒルデブラント獣医師は世界各地で50以上の成功実績を持つ第一人者で、全国の動物園の関係者からも注目を集めています。

マオは2日に続き3日午前も授精が可能かを調べる採血とエコー検査に臨みましたが、まだホルモンの数値が低いため、授精は4日午前に行われることになりました。

今回、国内初の人工授精が成功すれば、2013年以降で初めてとなる国内でのゾウの繁殖につながります。

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