野口英世記念館 北里柴三郎との絆展(福島)

千円札は野口英世から、同じ細菌学者で野口英世の恩師である、北里柴三郎へと変わりました。

猪苗代町の野口英世記念館では、新紙幣の発行に合わせて、2人の絆について知ってもらう企画展が開かれています。

野口英世記念館の八子弥寿男館長は「一般の方は、あんまり野口博士と北里先生の関りというのが、詳しくない、分からない人が多いと思うんです。この機会にみんなにそのことを知ってもらえれば。」と言います。

北里柴三郎は、野口英世が入所した伝染病研究所の所長で、勉強熱心だった野口英世をアメリカに行けるよう後押しした、いわゆる師匠と弟子のような関係だったといいます。

記念館には二人の歴史が分かるパネルなどのほか、野口英世の千円札の2号券が展示されていて、今後、北里柴三郎の新しい千円札が入り次第、並べて展示する予定です。

来場者は「北里柴三郎はこれからの千円札だから、楽しみにして大事に使いますよ。」「それぞれの歴史があるので、その人たち順番に変えて行ってもいいんじゃないですか。」などと話していました。

企画展は、2025年3月まで開かれています。

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