野口英世ゆかりの宿ではキャンペーン(福島)

これまで千円札の顔だった、猪苗代町出身の野口英世ゆかりのホテルでは、感謝の気持ちを込めたキャンペーンを行っています。

【遠藤里英子記者】

「20年間お世話になった野口英世の千円札。こちらのホテルでは、この千円で宿泊できるキャンペーンがあるんです。」

1877年創業、猪苗代湖畔にある「レイクサイドホテルみなとや」です。

ここは、野口英世がアメリカから一時帰国したときに、地域をあげて歓迎会を開いたゆかりのホテルです。

そうした縁からこのホテルでは、20年間、千円札の顔となった野口英世に対して、感謝の気持ちを込めたキャンペーンを6月から行なっています。

7月8日までの日曜・月曜と木曜・金曜限定で、一日5組、素泊まりで4人1部屋の場合、1人千円で宿泊できます。

レイクサイドホテルみなとやの渡部英一社長は「英世の肖像された千円札、ご苦労様、20年間ご苦労様、ありがとうという感謝の気持ちを込めて、特別千円でお泊り出来るという企画を考えました。」

破格の安さに、6月予約の受け付けを始めると、3日ほどで素泊まりのプランはすべて埋まりました。

うれしい反響の半面、千円札が野口英世ではなくなることに、少し寂しさを感じているといいます。

渡部社長は「寂しい気持ちが一番ですけども、新しくなってもまだ使えますので、英世の顕彰とともに、千円札と英世をこよなく愛して欲しいです。」と話していました。

なお、一人6500円からの夕食と朝食付きプランならまだ空きがあり、キャンペーンの期間は8日までですが、予約するときに「テレビを見た」と言えば食事付きプランのみ11日と12日も受け付けるということです。

このキャンペーンでの予約は電話のみで、支払いは現金、野口英世の千円札だとうれしいということです。

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