合わないママ友との関係って、こうすれば正解、という対処法があるわけではないし、なかなか難しいですよね。今回は、価値観を押し付けてくるママ友と距離を置くまでのエピソードを知人から聞いたのでご紹介します。
自分の価値観が絶対に正しい
ママ友のひとりにAさんという人がいました。Aさんは、自分の価値観が絶対に正しいと思っているようで、その考えを人に押し付けてしまうところがありました。
たとえばママ友のひとりが、「昨日夕食のあと、子どもがなかなかお風呂に入らなくて」と話し始めたとき、Aさんは「お風呂は夕食の前に入れないと!」と、話に割って入りました。
こんなふうに、話を遮ってでも自分の正しい考えを伝えようとすることが多々ありました。
はんぺんの話
私も以前に経験したことがあります。
ママ友何人かで世間話をしていたときのこと。何かの話で私が「はんぺんを食べた」という話をしたときでした。
Aさんは「はんぺん?!」と大きな声で話を遮りました。
「はんぺんでそんなに驚く?」と不思議に思っていると、Aさんは「あんなの食べる人いるの? 私は無理だわ」と言い放ちました。
いろいろ失礼です
いろいろ失礼すぎる発言で、イラっとしました。
まずはんぺんは普通に人が食べるものだし、おいしい食べ物です。それに好き嫌いは人それぞれで、Aさんが嫌いだからと言って、他の人もそうというわけではありません。
それをまるでゲテモノかのように『あんなの』という言い方。そして『無理』もなにも、そもそもAさんに食べろなんて言っていません。私はその瞬間、話を続ける気持ちが失せてしまいました。
身を守るために
それ以降、Aさんとは不自然にならない範囲で接触をさけるようにしています。
もし話をするとなったときも、決して自分の話はしません。
Aさんがこういう人ということはわかっていますが、Aさんの価値観で否定されると、どうしてもイラっとしてしまいます。そんな不快な状況から自分の身を守るため、わざわざ否定されるようなことは言わないでおこう、という考えです。それからは、はんぺん事件のようなことは起こらず快適に過ごせています。
まとめ
良かれと思ってのことかもしれませんが、自分の意見を押し付けてくる人に、苦手意識を持ってしまう方もいるのではないでしょうか。今回のように価値観の違いを受け入れ距離を置くことで、対立ではなく共存することは、お互いにとって快適な方法だな、と思いました。
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:橘るい