進化は「E-Clutch」だけじゃない! ホンダ『CB650R』新型の改良ポイントをチェック

ホンダ CB650R

ホンダが販売を開始した4気筒ロードスポーツモデルの新型『CB650R』。新型では外観が一新されたと同時に、ホンダが開発した世界初の二輪車用クラッチコントロールシステム「Honda E-Clutch」を採用したことで話題となっている。

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ここではアップデートされたポイントを、撮り下ろしの写真とともに紹介する。

外観の目玉は、新しくなったヘッドライトやシュラウドだ。ヘッドライトはエアロマネジメントに貢献しつつ車体のフォルムを際立たせるスラント形状へと変更。シュラウドは上質な金属質感としたコンパクトな面形状のデザインとなった。

新デザインのヘッドライト

カラーリングは、通常モデルが精悍な印象の「マットバリスティックブラックメタリック」のみ。E-Clutchモデルは、都会的で洗練された印象を際立てる「パールディープマッドグレー」と、マットバリスティックブラックメタリックの2色を設定する。

スピードメーターには豊富な情報を見やすく表示する「5インチフルカラーTFTメーター」を新採用。また、車両とスマートフォンを連携させることで、ハンドルのセレクトスイッチや別売りのヘッドセットでの音声入力により、音楽再生やナビゲーションなどのアプリの操作を可能にする「Honda RoadSync」も標準装備とした。

「E-Clutch」はギアを介しモーターによりクラッチを操作するシステムで、車体の情報をもとにエンジンと協調制御することでライダーの要求に応じた動作を自動で行うことができる。また、クラッチレバーを残しておくことで必要な時には強制的にクラッチ操作に介入できることも特徴。

価格は「CB650Rが103万4000円から、「CB650R E-Clutch」が108万9000円となっている。

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