アロンソの“個人的な要望”から生まれたV12+6MTの限定車『ヴァリアント』がグッドウッド出走へ

 イギリスを代表する高級スポーツカーブランドのアストンマーティンは7月1日、来週11~14日に英国サセックス州で開催される『2024グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード(FoS)』において、ヴァルキリーやバンテージ、6月26日に発表されたヴァリアントなど、アストンマーティンを代表するハイパフォーマンスカーを披露すると発表した。

 グッドウッドで開かれるFoSは、イギリスのサマーシーズンのハイライトとなるイベントだ。過去、現在、そして未来のレーシングスターが駆る世界最高級のスポーツカーやレーシングカーを眺め、そのサウンドに酔いしれるために世界中のモータースポーツファンやクルマ好き、スピードの愛好家が訪れる。

 そんなFoSにアストンマーティンを代表して、同ブランドのF1ドライバーであるフェルナンド・アロンソが参加することが明らかにされた。2度のF1ワールドチャンピオンであるアロンソは、12日金曜日にアストンマーティンの最新モデルである『ヴァリアント』を駆り、有名なヒルクライムにチャレンジする。

アストンマーティン・ヴァリアントは最高出力745PSを発揮するV型12気筒エンジンを搭載する

 このヴァリアントは「軽量で過激さを増した、レーシングカーの要素を取り入れた『ヴァラー』がほしい」というアロンソの要望によって誕生した世界38台の限定モデルで、最高出力がベースモデルの715PSから745PSに強化された5.2リットルV型12気筒エンジンと6速マニュアル・トランスミッションが組み合わされている。

 アストンマーティンのビスポーク・サービスであるQ by Aston Martinが設計・製作を担当した同モデルは、軽量化やエアロダイナミクスの面でもベース車から進化を遂げた。アロンソはこのクルマについて「傑作が誕生したと確信している」と述べている。

 このヴァリアントのほか、アストンマーティンは同じくV12エンジンを搭載するヴァルキリーをはじめ、ヴァラー、バンテージ、DB12ヴォランテとハイパフォーマンスSUVのDBX707、さらにワンオフモデルのヴィクターを会場で披露する予定だ。

 アストンマーティンのグローバル・チーフ・ブランド&コマーシャル・オフィサーのマルコ・マティアッチは次のように語った。

「フェスティバル・オブ・スピードは、“スピードの神殿”を崇拝する人々にとって一年のハイライトになる。私たちは、この素晴らしい年に一度の祭典に参加できることを誇りに思っており、今年はアストンマーティンのスポーツカーの豊富なラインアップと、DBX707の最新仕様を提供できることを嬉しく思う」

「このイベントは、真のスポーツカー愛好家に我々のブランドを紹介する絶好の機会であり、私たちも毎年楽しみにしているんだ」

アストンマーティン・ヴァルキリー
アストンマーティン・ヴァラー
アストンマーティンDBX707
アストンマーティン・ヴィクター
アストンマーティン・ヴァンテージ
アストンマーティンDB12ヴォランテ

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