「ATMで使えるか調査」新紙幣発行 便乗詐欺に注意を その手口

20年ぶりとなる新しい紙幣が3日発行されました。

山梨県内に本格的に流通するのは4日からですが、県警は紙幣発行に便乗した詐欺に注意するよう呼びかけています。

記念イベントも行われた20年ぶりとなる新しい紙幣の発行。

千円札は医療の発展に貢献した北里柴三郎

5千円札は日本の女子教育の先駆者津田梅子

1万円札は近代日本経済の父=渋沢栄一

新紙幣は偽造防止のため、顔が動く世界初の「3Dホログラム」や数字を見えやすくするなどユニバーサルデザインが施されています。

山梨県では4日から本格的に流通します。

80代男性:「お目にかかりたい」 記者:「渋沢栄一に?」 80代男性:「はいはい」

30代女性: 「触れる機会があったら早く触ってみたい気持ちがあります」

新紙幣をいち早く手にしたい県民も多い中、県警は便乗した犯罪に注意するよう促します。

山梨県警 生活安全企画課 内藤伸治課長補佐: 「『幣従来の紙幣が使えなくなります。交換をしますので係の者がいまから伺います』という電話が増えてくる可能性が非常に高いですので、そういう電話があった際は詐欺を疑って警察に通報していただきたい」

次のような内容も詐欺を疑う必要があります。

【こんな電話に注意】 「現在、国の施策で新紙幣がきちんと全のATMで使えるか調査を行っています。謝金を支払いますから、モニターとしてATM操作に協力してくれませんか」

全国ではすでに被害も確認されていて、県警はSNSなどを使って新紙幣に便乗した詐欺への注意も呼びかけています。

県警 生活安全企画課 内藤伸治課長補佐:
「犯人たちは世の中の流れにすごく敏感ですので、その流れに乗ってそれを使って便乗して皆さんをだましにかかりますので、ぜひ迷ったら警察に相談していただければ一緒に確認をしていきたい」

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