丸山貴史『進化がわかる妖怪図鑑 ー妖怪はこうして生まれた』昔の日本を知れば、妖怪の進化がわかる!

毎年、夏の初めに妖怪関連の書籍が刊行されるが、子供も大人もたのしめる妖怪図鑑、『進化がわかる妖怪図鑑 -妖怪はこうして生まれた』が かなえより出版された。『ざんねんないきもの事典』(高橋書店)、『わけあって絶滅しました』(ダイヤモンド社)の丸山貴史が、生きものの「進化」になぞらえて紹介。

妖怪のほとんどは、明治時代よりも前に生まれたものと言われる。現代とはまったく違う「環境」、時代劇の世界に妖怪たちは暮らしていた。この本では、妖怪たちがどのような「環境」で生まれ、このような存在になったのかを紹介。

書籍内容
第1章:ざんねんな妖怪:八岐大蛇、小豆あらい、網剪、ぬらりひょん、狂骨、ろくろ首、砂かけ婆、一反木綿、加牟波理入道、青鷺火、垢嘗、鬼
第2章:せつない妖怪:玉藻前、山姥、両面宿儺、座敷わらし、餓鬼、コロポックル、小玉鼠、寺つつき、産女、火車、五徳猫、猫又
第3章:わけありな妖怪:以津真天、神社姫、件、くたべ、アマビエ、おとろし、わいら、ヒダル神、塗仏、百々爺、赤舌、天狗
第4章:いまさらな妖怪:人魚、鎌鼬、鬼火、煙々羅、天邪鬼、ダイダラボッチ、送り狼、獏、海坊主、猩々、野槌、河童

https://www.youtube.com/watch?v=OotsiPGcGe0

この本の読み方、楽しみ方_
ページの表面:どのような妖怪として伝わっているのか、基本的な特徴を紹介。
ページの裏面:どのような物事が妖怪の誕生に関わったのか、イメージがしやすいイラストとともに謎解き。

著者紹介:丸山貴史 (まるやまたかし)
1971年、東京生まれ。図鑑制作者として、生きものの面白さを伝えるために活動している。おもな制作物に、『ざんねんないきもの事典』(執筆/高橋書店)、『せつない動物図鑑』(監訳/ダイヤモンド社)、『わけあって絶滅しました。』(執筆/ダイヤモンド社)、『いまさら恐竜入門』(執筆/西東社)、『進化がわかる動物図鑑』(編集/ほるぷ出版)など。

イラスト:大川裕子、大木貴子、木ノ下努、木村晴美、玉村ヘビオ、大道レイチェル、池鯉鮒吟城、長谷川貴子、松本沙希、みいらみさと、

書誌情報:書名:『進化がわかる妖怪図鑑-妖怪はこうして生まれた』/著者 : 丸山貴史/ ISBN : 978-4-87738-605-4 / A5 並製/オールカラー/総ルビ/144頁/定価 : 1,320円(税込) /発売日 : 2024年6月27日/発行 : 株式会社かなえ/発売 : 株式会社紀伊國屋書店

情報WEBhttps://kanae-book.co.jp/book-info/book-info-1264/

© 株式会社テイメント