Travis Japan “しめしず”舞台開幕!七五三掛「初日公演の前は、みんなで〇〇に行きたい」

7月2日(火)に、ミュージカル『ダブリンの鐘つきカビ人間』の公開ゲネプロ及び初日前会見が行われ、W主演を勤めるTravis Japan・七五三掛龍也、吉澤閑也をはじめ、伊原六花、加藤梨里香、松尾貴史、中村梅雀、脚本・演出家のウォーリー木下、作家の後藤ひろひとが登壇した。

物語の世界の住人で、街に流行った奇妙な病に冒されて“心”と“体の美醜(びぼう)”が入れ替わり、心は美しいが誰も近づきたがらないほど醜い姿となってしまった『カビ人間』役を、七五三掛龍也、とある山中で霧のために立ち往生し、一夜の宿を求めた洋館で老人が語る昔話に心を奪われるうちに物語の世界に迷い込む『聡』役を吉澤閑也が演じる。

W主演 Travis Japan・七五三掛龍也(右)、吉澤閑也(左)

初日公演の意気込みを聞かれた七五三掛は「今回初めて(同じグループである)Travis Japanの閑也と一緒にW主演をやらさせてもらうんですけど、緊張と同時にワクワクもあって、明日(初日)が楽しみです」と期待を胸に話し「カビ人間は難易度の高い技があるので、失敗しないように、100%成功できるように頑張りたい」と目標を語った。

七五三掛龍也(Travis Japan)

七五三掛と共に主演を務める吉澤は「聡は、すごく性格とかが閑也に近い。見た目もみなさん(他キャスト)みたいにやっているわけではないので、ほぼ閑也!(来月に迎える)29歳でお芝居にちゃんと打ち込むのは初めてになるので、緊張はしているんですけど、ちゃんと聡になりきれるように頑張ります」と意気込んだ。

吉澤閑也(Travis Japan)

オファーが来た時の心境を聞かれた七五三掛は「オファーをいただいたときに脚本も読ませていただいたんですけど、“楽しさ”と“怖さ”2つのドキドキを感じました。カビ人間は、今までに挑戦したことのない役柄で、“どう演じたら良いのか”すごく考えながら稽古をしていました。ここまで、ピュアで心がキレイで真っすぐな役は初めてで、自分の中で新しい扉が開いた感じがしました」と告白。自身とカビ人間の共通点については「僕も真っすぐすぎて空回りすることがあるので、そういったところは共感できますね」と笑顔で話した。

七五三掛龍也演じる『カビ人間』

さらに、特徴的なカビ人間のメイクについては「“カビメイク”は、メイクさんにやってもらっているんですけど、自分でも小さい粒を1つずつつけています。メイクにはすごく時間がかかって… 1時間20分くらいかかります」と解説。メイク時間が長くなってしまうため、メイク室で隣の椅子に座る人がどんどん変わっていってしまう、と語った。

“カビ人間メイク”の七五三掛龍也

一方、吉澤はオファーが来た時の心境について「本当に驚きました。キャストのみなさんにもアドバイスをもらいながら、稽古に挑ませていただきました。毎日が刺激的で吸収することばかりで… 過ぎるのが早かったです」と振り返る。コメントの最後には「僕のメイク時間は15分くらいです」と七五三掛のメイク時間との差で笑いをつかんでいた。

吉澤閑也演じる『聡』

普段から同じグループで活動する七五三掛と吉澤。メンバーとのW主演に、七五三掛は「グループの中で“しめしず”って呼ばれているんですけど、この舞台は、普段の“しめしず”とはまた違った“しめしず”になったかなと思います。新たな“しめしず”が見られます!」とアピール。稽古中のコミュニケーションについては、吉澤が「(七五三掛が)集中しすぎて、こっちが話しかけないと話しかけてこないし、話しかけても全然返答がない時がある。ちょっとよそいきの顔で稽古しているなと感じたので、その緊張を崩したいなと思いながら稽古していました」と明かした。

ミュージカル『ダブリンの鐘つきカビ人間』

役作りについて聞かれると、吉澤は「聡は自分に近かったので、閑也の部分を薄めて、聡にしていくのが難しかったです。稽古中にはウォーリーさんに“閑也出てるぞ”って言われることもありました」と振り返る。

ミュージカル『ダブリンの鐘つきカビ人間』

七五三掛は「カビ人間の感情を自分に落とし込むのに時間がかかりました。稽古をしていく中で、徐々に『カビ人間』が入っていく感じがしました」と苦戦したエピソードを話した。また、カビ人間の唯一の友達“ハット(帽子)”を使った技について、七五三掛は「難易度の高いハットの技を日常的に使っているように見せるために約2週間かかりました」とこちらもかなり苦戦したと話す。続けて「家に帽子を持ち帰って、技を1日50回やっていました」と練習の裏側を明かすと「最初は全然できなかったのに、徐々にできるようになってきて、ハットを稽古前に触ったり、練習すると自然と『カビ人間』のスイッチが入るようになりました。僕にとってすごく大切なアイテムです」と“ハット”への思いを語った。

ミュージカル『ダブリンの鐘つきカビ人間』

そして、会見後には公開ゲネプロも開演。七五三掛演じるカビ人間は、お昼を知らせる“鐘つき”であることから、終演後のカーテンコールでは、七五三掛が「明日の初日公演の前は、みんなでお昼ご飯に行きたい」と願望を語っていた。

ミュージカル『ダブリンの鐘つきカビ人間』は、2024年7月3日(水)~10日(水)東京国際フォーラム ホールC・2024年7月20日(土)~ 29日(月)COOL JAPAN PARK OSAKA WWホールで開演。

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