バイデン氏、討論会低評価でも支持率拮抗=ロイター/イプソス調査

Jason Lange

[ワシントン 3日 ロイター] - 先週行われた米大統領選挙のテレビ討論会で民主党のバイデン大統領が精彩を欠いたものの、共和党のトランプ前大統領と支持率がなお拮抗(きっこう)していることがロイター/イプソス調査の調査で明らかになった。

1─2日に行った世論調査では、バイデン、トランプ両氏の支持率はいずれも40%だった。6月11─12日の前回調査では、トランプ氏が41%対39%でリードしていた。

調査はオンライン形式で1070人の成人を対象に実施した。登録有権者の誤差は3.5%ポイントだった。

有権者の多くはどちらの候補に投票するか決めかねており、5人に1人は誰に投票するか分からない、別の候補者を選ぶ、あるいはまったく投票しないと答えた。

今回の調査には無所属候補のロバート・ケネディ・ジュニア氏への支持に関する質問は含まれていなかった。6月の調査では同氏の支持率は10%だった。

また討論会について、「バイデン氏は言いよどみ、年齢を感じさせた」という意見に民主党支持者の83%、共和党支持者の97%が同意した。トランプ氏のパフォーマンスについて同様の評価をしたのは民主党支持者の58%、共和党支持者は11%にとどまった。

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