「金メダル取るための練習してきた」 五輪アーチェリー代表・古川高晴(青森市出身)が公開練習

公開練習を行う古川=3日、奈良県生駒市
パリ五輪へ向け意気込む古川=3日、奈良県生駒市
「金メダルを目指す」と意気込む古川=3日、奈良県生駒市
公開練習を行う古川(手前)。初の五輪金メダル獲得を目指す=3日、奈良県生駒市

 パリ五輪アーチェリー日本代表の古川高晴(39)=青森市出身、青森東-近大出、近大職=ら近大出身3選手が3日、奈良県生駒市の同大総合グラウンド洋弓場で公開練習を行った。6大会連続五輪出場の古川は「金メダルを取るための練習をしてきた。焦らずに調整をして頑張りたい」と闘志を燃やした。

 2012年ロンドン大会の個人で銀、21年東京大会では個人、団体ともに銅メダルを獲得。東京大会後は金メダル獲得を目指してフォーム改造に取り組んだ。パリ大会が目前に迫り「長い時間がかかったが、最終段階に入って良くなってきている。自分のフォームの理解がすごくできるようになった」と充実感を漂わせた。

 6月にトルコで行われたワールドカップ第3戦では、混合リカーブ決勝で強豪韓国ペアを破り優勝。全日本社会人選手権では準優勝し「調子は上がってきている。韓国選手にも勝てるという自信になった」と手応えは十分。学生時代から古川を指導する近大洋弓部の山田秀明監督は「パリでけがなく、思う存分に自分のパフォーマンスをしてほしい」と願った。

 この日は男子団体でチームを組む中西絢哉(24)=シーアール物流=と、女子個人の野田紗月(24)=ミキハウス=とともに練習を公開した。古川は今後も同洋弓場で調整を重ね、16日から東京で合宿を行い、20日にパリに向け出発する予定。パリ五輪アーチェリーは7月25日~8月4日に行われる。

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