「日本一奪還を」長崎県の茶所から新茶が勢ぞろい 長崎県茶品評会

県内で生産された新茶の品評会が東彼杵町で開かれました。

深い緑をした茶葉、色や形、ツヤなどで品質は大きく変わります。東彼杵や波佐見、世知原といった茶所から104点が集められ、品評会が開かれました。

審査員が見た目や香り、味を200点満点で評価します。実際にお茶を淹れて色を見る
「水色」の審査で、県農林技術開発センター茶業研究室長の池下一豊審査員長は「若干黄色みがあって赤み、これと比べれば。ということで、こっちがいい」と吟味していました。

県内で特に生産が盛んなのが「蒸し製玉緑茶」です。おととしには、そのぎ茶が全国の茶品評会で3年ぶりに個人と産地で日本一をダブルで受賞しましたが、去年は惜しくも逃しています。

県によりますと、今年は2月以降、平年並みに気温が上がり生育も順調で、収量も去年と比べて増えました。

池下 一豊審査員長は「非常に(大きさが)揃っていて、ツヤががあっていい品物ができた。昨年は残念ながら大臣賞、産地賞を獲れなかったが、今年はぜひ奪還してほしい」と話しています。

全国の品評会は8月に静岡県で開かれ、高い評価を得たお茶が出品される予定です。

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