米国はシリアでの資源略奪をやめるべき 中国外交部

米国はシリアでの資源略奪をやめるべき 中国外交部

記者会見に臨む中国外交部の毛寧報道官。(北京=新華社配信)

 【新華社北京7月3日】中国外交部の毛寧(もう・ねい)報道官は3日の記者会見で、シリアに駐留する米軍が毎日十数台のトラックで小麦を国外へ違法に輸送しているとの報道に関し、米国はシリアでの違法な駐留を直ちに終了し、資源の略奪をやめるべきだと表明した。

 毛報道官は次のように述べた。シリアはかつて小麦の輸出国だったが、今では国民の約55%が食料不安に直面している。米国はこれに対して逃れることのできない責任を負っている。

 米国が反テロの旗を掲げつつ資源略奪をもくろみ、人権を口にしつつ他国民の生存権と生命権を侵害し、民主・自由・繁栄の擁護を掲げつつ実際には人道危機を生み出し続けていることは事実が証明している。

 米国はシリアの主権と領土の一体性を確実に尊重するべきで、シリアでの違法な駐留を直ちに終了し、シリアの国家資源の略奪をやめ、シリア人民に与えた損害を実際の行動で補うべきである。

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