東京電力は建設的な行動を 7回目核汚染水放出で中国大使館

 28日の在日中国大使館サイトによると、同大使館報道官は28日、東京電力が7回目の福島核汚染水海洋放出を始めたことについて記者からコメントを求められ、次のように答えた。

 われわれは日本が国内外の正義の声を顧みず、かたくなに核汚染水の放出を続けることに断固反対と強い不満を表明する。最近も東京電力は事故をたびたび起こしており、その管理能力と核汚染水の処理レベルが疑問視されている。周辺隣国など利害関係国が実質的に参加し、独立した、有効な長期的国際監視体制を確立することが、核汚染水の海洋放出問題を適切に処理する正しい方法であることをあらためて指摘したい。日本は国内外の正当で合理的な懸念に真剣に向き合い、責任と義務を確実に果たし、建設的な行動と措置を取るべきだ。〔東京6月29日発中国通信〕

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