大坂なおみ、世界17位ナバーロに完敗。5年ぶりのウィンブルドンは2回戦敗退[ウィンブルドン]

大坂なおみ、ブレークできずに世界17位にストレートで敗れる

現地7月3日、「ウィンブルドン」(イギリス・ロンドン)女子シングルス2回戦が行われ、ワイルドカード(主催者推薦)で出場の大坂なおみ(フリー/世界ランク113位)は、第19シードのエマ・ナバーロ(アメリカ/同17位)と対戦。4-6、1-6で敗れ、2022年全豪オープン以来となるグランドスラム3回戦進出とはならなかった。

妊娠・出産を経て今年1月からツアーに復帰した26歳の大坂。「全仏オープン」(フランス・パリ)では2回戦で敗れたものの、女王のイガ・シフィオンテク(ポーランド)と互角に戦い、復調の兆しを見せている。

5年ぶりに突入したグラスコート・シーズンでは、初戦のWTA250スヘルトーヘンボスでベスト8に入り、続くWTA500ベルリンでは初戦で世界8位のジェン・チンウェン(中国)にフルセットの惜敗と試合を重ねてきた。

過去3度出場し2017、2018年の3回戦が最高成績である今大会、大坂は初戦でディアン・パリー(フランス/同53位)に苦しみながらも6-1、1-6、6-4のフルセットで勝利。同大会6年ぶりに初戦突破を果たした。

2回戦の相手は第19シードのナバーロ。今年1月にツアー初優勝を飾り、この1年で急成長を遂げている23歳だ。

試合序盤は互いにテンポ良くポイントを重ねてサービスキープが続く。その中、大坂のサービスゲームとなった第7ゲームで、ナバーロがリターンから大坂にプレッシャーをかけてラブゲームでブレーク。大坂は挽回することができずに4-6でセットを落とした。

続く第2セットでも精度の高いストローク、リズムを崩すスライスなどでテニスの巧さを見せるナバーロ。大坂は、第1ゲームでブレークを許すと、浮き沈みなく安定したナバーロに第3ゲームも落としてしまう。なんとか食らいついて一矢報いたいところだったが、ミスのないプレーを続けた相手を崩すことはできず、1-5の第7ゲームで3度目のブレークを許して5年ぶりのウィンブルドンは2回戦敗退となった。

全豪オープン、全仏オープンに続いてウィンブルドンでも3回戦に進んだナバーロは、次戦でディアナ・シュナイダー(同30位)と対戦する。

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