アメリカメディアは、先週のテレビ討論会で高齢不安が高まったバイデン大統領が側近に対し、選挙戦を継続できるか、可否を検討していると伝えたと報じました。ホワイトハウスの報道官は、撤退の可能性を強く否定しています。
アメリカのニューヨーク・タイムズは3日、バイデン大統領が側近に対し、「数日以内に大統領職を務める能力があると世論を納得させることができなければ、候補者として挽回できないかもしれない」と話したと伝えました。
これについて、バイデン氏が選挙戦の継続の可否を検討していることを示した内容だとしていて、継続するには近く予定しているABCテレビのインタビューや激戦州での選挙集会で成功を収める必要があるとの考えを示したとしています。
ジャンピエール報道官
「（Q.バイデン大統領は撤退を検討していますか？）絶対に、絶対にしていません」
これに対しホワイトハウスのジャンピエール報道官は「バイデン氏は選挙戦からの撤退を検討していない」と繰り返し強調し、“撤退論”の火消しに努めました。また、バイデン氏自身が報道官に対して、ニューヨーク・タイムズの報道は「まったくのウソだ」と説明したということです。
