小池百合子都知事「発信強化で人を惹きつける」、JATA定時総会懇親会

小池百合子東京都知事は6月19日、東京都千代田区の経団連会館で開かれた「日本旅行業協会(JATA)第68回定時総会懇親会」に出席した。コロナ禍を振り返り、「旅行業におけるコロナ禍の1200日は辛かった。人に動くな、会うなという期間が続き、東京2020大会を期待していた人には本当に痛かった」と回顧。旅行業に向けては、パリオリンピックで話題になっているノートルダム寺院のプロジェクションマッピングの例を挙げながら、「都庁の広場で3月から始めた夜のプロジェクションマッピングには、すでに20数万人の人が訪れている。これまでは、パスポートの書き換えなどでしか訪れないという人も多かったが、人を惹きつける効果を生み出している」と話し、発信を強化していく方針を示した。

また、インバウンドの状況について、「日本全体で言うと、3月にはインバウンドが単月で300万人を超えた。今は多くの皆さまが東京を楽しんでいる」と触れた。一方で課題も見えてきたことから、良い政策を積み重ねながら、要望の実行、環境の整備を進めていくことを約束した。

取材 ツーリズムメディアサービス編集部

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