福島県産食材たっぷり...カレーレシピ、ハウス食品と全農福島開発

県産食材をふんだんに使ったオリジナルカレー

 ハウス食品とJA全農福島は、福島県産農畜産物をふんだんに使った「県産野菜の彩りカレー」のレシピを連携して開発した。旬の夏野菜などの地産地消の推進と消費拡大が目的で、8月31日までテレビコマーシャルでPRしたり、県内の一部量販店でレシピを無料配布したりする。

 トマトやナス、ピーマンなどの夏野菜を堪能できるメニューに仕上げた。水分の多い野菜を使っているため、煮込む際の水分量を減らすことができ、野菜のうまみが加わったルウを堪能できる。カレーライスで食べる際は、大粒が特徴の県オリジナル品種「天のつぶ」との組み合わせを薦めている。

 ハウス食品東北支店の松田英之支店長、JA全農福島の渡部俊男県本部長が3日、県庁を訪れ、内堀雅雄知事にレシピ開発への思いを語った。

 松田支店長は「カレーライスを通じて地産地消の推進と消費拡大を図ることができたらうれしい」と述べ、渡部県本部長は「夏場の消費拡大で販売数量が増えて生産者の所得が拡大し、さらに生産者が増えてくれたら励みになる」と期待を込めた。内堀知事は「暑い夏をおいしい夏野菜のカレーで乗り切る最高の取り組みだ」と太鼓判を押した。

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