北九州市立美術館本館で展覧会「安野先生のふしぎな学校」開催【北九州市戸畑区】

北九州市立美術館本館(北九州市戸畑区西鞘ヶ谷町21-1)で、展覧会「安野先生の不思議な学校」が開催されます。期間は7月6日~8月25日まで。

ユーモアとふしぎにあふれた「安野光雅の世界」を授業科目に見立てた構成で紹介

画家の安野光雅さん(1926‐2020)は、島根県津和野町に生まれ、自然あふれる土地でさまざまな空想をめぐらせ、絵描きになることを夢見て少年時代を過ごしました。1950年に上京、小学校で図画工作を教えるかたわら、本の装丁や挿絵などを手がけます。

1961年に教員を辞め画家として独立し、1968年『ふしぎなえ』で絵本作家デビュー。その後は画家、絵本作家、装丁家、また執筆活動など、幅広い分野で活躍を続けました。

独自の世界観で美しく繊細に描かれた作品は国内外で人気を得て、国際アンデルセン賞画家賞をはじめ、数々の賞を受賞し高く評価されました。こうした作品の原点には、津和野で育まれた幼い頃の体験や教員時代に試行錯誤した経験が投影されているといいます。

同展では、創作の出発点である教員時代に着目し、学校の授業科目に見立てた構成により、多彩なジャンルの作品を紹介。ユーモアとふしぎにあふれた安野光雅の世界を楽しむことができそうです。

「安野光雅美術館」の館長による記念講演会

(画像はイメージ<写真AC提供>)

7月6日には、津和野町立安野光雅美術館館長の大矢鞆音さんによる講演会「安野光雅の世界」も開催。会場はアネックス3階レクチャールームです。定員は80人で、当日9時30分より美術館1階インフォメーションにて整理券が配布されます。

また、7月13日、7月27日、8月10日の各日程で、学芸員が展覧会の見どころを解説する「スライドトーク」が開催されるほか、8月13日には「子ども向けスライドトーク」も行われます。なお、8月13日は「キッズ&ユース・デー」のため、大学生以下は観覧無料となるそうです。

展示内容や関連イベントについての詳細は北九州市立美術館ホームページで確認できます。

<「安野先生のふしぎな学校」概要>
■会期/7月6日~8月25日
■開館時間/9:30~17:30(入館は17:00まで)
■観覧料/一般1300円、高大生800円、小中生600円
■休館日/月曜(月曜が祝日・振替休日の場合は開館し、翌火曜が休館。ただし8月13日は特別開館)

※2024年7月4日現在の情報です

(北九州ノコト編集部)

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