古いお札は使えなくなる!? 警察が新たな詐欺の手口を予測 市民に注意喚起

新紙幣発行に便乗した詐欺への注意を呼びかける呉署員㊧

 新紙幣が発行された3日、広島県警呉署は便乗した詐欺被害を防止するため、広島県呉市宝町のJR呉駅で通勤通学客にチラシを配るなどして警戒を促した。

 同署員やJR職員たち計約10人が参加。改札口付近で「『古いお札は使えなくなる』は詐欺!」などと書かれたチラシ約500枚を手渡し、注意を呼びかけた。

 同署は、「旧紙幣は使えなくなる」などと偽って、自宅を訪問してだまし取ったりコンビニなどのATMで現金を振り込ませたりする詐欺行為の発生を予想。預金通帳やキャッシュカードをだまし取る手口も想定する。

 高田秀則・生活安全課長は「これまでの旧紙幣も問題なく使用できる。新紙幣に関連した不審な電話があれば、遠慮なく相談してもらいたい」と強調した。

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