土砂に圧迫された作業員死亡 南相馬・水道工事

 南相馬署は3日、福島県南相馬市鹿島区南屋形の工事現場で6月20日に作業していた相馬市石上字蛇山、土木作業員の男性(67)が崩れた土砂に巻き込まれ、30日に死亡したと発表した。

 同署によると、男性は20日午後1時40分ごろ、農地に水道管を通すため、複数の作業員と穴(深さ約1.7~1.8メートル、幅約1.5メートル)の中で底をならす作業をしていたところ、土砂が崩れ、上半身を土砂に圧迫された。

 男性は同日中に南相馬市内の病院に搬送され、当初は会話ができる状態だったが、容体が急変し、30日に死亡した。工事関係業者から2日、同署に届け出があった。同署は死亡労災事故とみて、原因や死因を調べている。

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