バイデン氏、大統領選撤退を検討せず=ホワイトハウス

[ワシントン 3日 ロイター] - 米ホワイトハウスのジャンピエール報道官は3日、バイデン大統領は11月の大統領選からの撤退は検討していないと述べた。

共和党のトランプ前大統領と対決した先週のテレビ討論会が「惨たんたる」結果となったことを受け、バイデン氏が撤退を検討しているかという記者団からの質問に対し、同報道官は「絶対にない」と応じた。

これに先立ち、米紙ニューヨーク・タイムズは関係筋の情報として、バイデン米大統領は後数日中に自分が大統領職にふさわしいと国民を納得させることができなければ、選挙戦を継続できない可能性があるという懸念を側近に打ち明けたと報じていた。

関係筋によると、バイデン大統領は3日、選挙対策チームと電話会合を行い、選挙戦にとどまると言明し、スタッフらの懸念払拭に努めた。

ホワイトハウスのジャンピエール報道官によると、ザイエンツ大統領首席補佐官は3日、全スタッフ会議を開き、チームとして団結することの重要性を呼びかけた。

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