新風習、いま「夏詣」が熱い! 県内、参加神社...過去最多の58社

(写真上)神炊館神社の切り絵御朱印、(写真下)福島県護国神社の夏詣と夏越大祓の御守

 半年間の無事を感謝し、残り半年の平穏を願い神社を参拝する新しい風習「夏詣(なつもうで)」に今年、県内から過去最多の58社が参加している。夏詣限定御朱印、限定御守の頒布、イベントなどで参拝者を迎えている。

 夏詣は浅草神社(東京都)が2014年に提唱し、6~8月末までの間、参加する神社と寺がそれぞれ期間を設けている。

 須賀川市の神炊館(おたきや)神社は1日から、枚数限定で同市のきうり天王祭のキュウリ、花火大会などをモチーフにした色鮮やかな切り絵御朱印を頒布している。

 福島市の福島県護国神社は7日までの夏詣期間中、茅(ち)の輪の形をした手作りの夏詣御守、夏越大祓御守を授与している。同神社の冨田好弘宮司は「県内で夏詣が定着し、多くの方が参拝している」と話す。

 隠津島神社(二本松市)は7、14の両日、午後5時から雅楽演奏会、14日午前11時~午後4時に「こはたマルシェ」として飲食店などが多数出店する。国魂神社(いわき市)は27日午前11時~午後3時、「盆bonマルシェ」としてフリーマーケット、こけ玉市などを開く。

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