独立記念日前後の米旅行者、今年は過去最多7100万人に=自動車協

Shariq Khan

[ニューヨーク 3日 ロイター] - 全米自動車協会(AAA)は、7月4日の独立記念日を含む休暇に向け旅行を計画している人が過去最高の約7100万人に上るという予想を発表した。燃料費高騰やハリケーンの脅威が今夏の旅行意欲をそいでいないことが示された。

それによると、旅行者のうち6000万人が車を利用し、約600万人が航空機、約460万人がバス、電車、客船で移動するとみられている。

AAAの広報担当者は「こんな数字は見たことがない。2024年の旅行動向は、コロナ禍がなければ20年に記録していたとみられる水準だ」と述べた。

大統領選を控え、米国の今夏の旅行動向は連邦準備理事会(FRB)当局者や政策担当者が消費者心理を把握する重要な指標となる可能性があり、注目されるとみられる。

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