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マンチェスター・シティからバルセロナへレンタル加入していたポルトガル代表DFジョアン・カンセロの去就は依然として不透明なようだ。3日、スペイン紙『マルカ』が伝えている。
現在30歳のカンセロは2019年夏にマンチェスター・シティへ完全移籍で加入した。攻撃時にインサイドへ絞ってゲームメイクに関与する“偽サイドバック(SB)”としての地位を確立すると、その後の3年半で公式戦通算154試合出場9ゴール21アシストという成績を残し、数々のタイトル獲得に貢献。しかし、2022-23シーズン途中から出番を減らし、バイエルンへの半年間のレンタルを経て、昨年夏にはバルセロナへ1年間の期限付きで加入した。
バルセロナでは左右のSBを主戦場に公式戦通算42試合に出場し4ゴール5アシストをマーク。しかし、昨年夏に締結したレンタル契約には買い取りオプション等が付随しておらず、6月30日をもって一旦はマンチェスター・シティへ復帰することとなった。
この度『マルカ』が報じたところによると、バルセロナはカンセロの残留を望んでいるものの、ウイング(WG)や中盤の補強に向けた資金を確保するため、完全移籍での獲得ではなく再レンタルを希望しているとのこと。しかしながら、マンチェスター・シティ側は同選手をスカッドに留めるつもりはなく、今夏の移籍市場での売却を本格的に検討しているようだ。現時点でサウジアラビアの2クラブがカンセロとの契約に興味を示しており、マンチェスター・シティも完全移籍での放出に向けて交渉を開始しているという。
なお、カンセロ本人はバルセロナでのプレー継続を望んでいる模様だが、マンチェスター・シティが再レンタルに応じるかは現時点で不透明。果たして同選手は2024-25シーズンをどのクラブでプレーすることになるのだろうか。各クラブの動向に注目が集まる。