強制不妊最高裁判決

◆国は謝罪と補償に取り組め◆
 旧優生保護法下で障害などを理由に不妊手術を強いられた人たちが国に損害賠償を求めた訴訟の上告審判決で、最高裁大法廷は国の賠償責任を認定した。不法行為から20年で賠償請求権が消滅する「除斥期間」を適用し、国が賠償責任を免れるのは「著しく正義・公平の理念に反する」と断じた。併せて「旧法は違憲」との判断を示した。

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