ブチギレ寅子に『あさイチ』MC陣は困惑「どうします?」 華丸、痛快の「“痛”しかない」

(左から)博多華丸、博多大吉、鈴木奈穂子【写真:ENCOUNT編集部】

『虎に翼』第69回では穂高の退任記念祝賀会で寅子の怒り爆発

NHKの『あさイチ』(月~金曜午前8時15分)でMCを務める博多華丸・大吉と鈴木奈穂子アナウンサーが4日、恒例の朝ドラ受けを展開した。この日放送された『虎に翼』の第69回では主人公・寅子(伊藤沙莉)が穂高(小林薫)の退任記念祝賀会を手伝う流れが描かれた。

(※以下、ドラマの内容に関する記述があります)

この日放送された『虎に翼』では、寅子が退任する穂高に花束を渡す役目を任されたが、穂高が「結局、私は大岩に落ちた一滴の雨だれにすぎなかった。でも、なにくそともうひと踏ん張りするには私は老い過ぎた。諸君、後のことはよろしく頼む」とあいさつすると、寅子は花束を渡す前に怒って会場を退出してしまった。その後、穂高と顔を合わせ、「先生に自分も雨だれの一滴なんて言ってほしくありません」「納得できない花束は渡さない」と怒りをにじませ、真っ向から意見する様子が描かれた。

『虎に翼』では以前、寅子が妊娠した際に穂高が寅子に対し、出産、育児が最優先の務めとし、寅子の犠牲は決して無駄にはならない、さらには、人にはその時代ごとの天命があるという主旨の話をする様子が描かれていた。法曹界で仕事をして生きていこうとした寅子には、自身を導いてくれた穂高にはしごを外された気持ちになるような展開だった。

『あさイチ』では大吉が冒頭、「どうします? 朝ドラ受けどうします? どうします?」と鈴木アナと華丸を見ながら、困ったような表情を見せた。さらに「怒り大爆発みたいな感じでしたけど」と語ると、華丸が「大体、痛快じゃないですか。よく言ったみたいな。痛のみしかない」と、この日の感想を語った。

大吉は「怒りは分かるけど、あの時代の穂高先生を考えたら、何の制度も整っていない時代のことだし、精いっぱいのことを穂高先生はやっていたような気もするし、でも……」と語った。鈴木アナは「あの妊娠した時ですかね。弁護士を辞めなきゃいけなかった時のこと?」と寅子の怒りの要因を推測。

その後、大吉は『あさイチ』のゲスト・横澤夏子に感想を質問。横澤は「穂高先生は理解してくれていると思っていたら、理解してもらえてなかったというのもあるのかな」と語った。さらに横澤とCMで共演する俳優・滝藤賢一が演じる多岐川が寅子の代わりに花束を渡したことに言及。「ただ、私は滝藤部長がしっかり花束を渡してくださったので」と満足げな表情をみせていた。ENCOUNT編集部

© 株式会社Creative2