「それスノSP」にV6&嵐企画便乗の「手抜き感」 "視聴率狙いすぎ感"にもスノファンのモヤモヤ

フォロワー152万人と超人気の番組公式インスタグラム

大人気アイドルグループSnow Manの冠番組「それSnow Manにやらせて下さい(通称:それスノ)」(TBS系)の2週連続SPの内容に、ファンがモヤモヤしている。6月28日に放送されたのは、2008年4月から13年3月まで放送された嵐の番組「ひみつの嵐ちゃん!」と97年10月から05年3月まで放送されたV6がレギュラーを務めた「学校へ行こう!」の人気企画とのコラボだった。

「ひみつの嵐ちゃん!」の人気企画「マネキンファイブ」には、嵐・櫻井翔(42)をゲストに迎え、「学校へ行こう!」の名物企画「未成年の主張」には、元V6の坂本昌行(52)とレギュラーを務めていた紗栄子(37)をゲストに迎え、伝説的な企画の復活に《ひみつの嵐ちゃん一時復活ってことでそれスノ初めて見た》と嵐やV6のファンなど、普段それスノを見ない視聴者も反応した。

2週目となる7月5日の放送でも、嵐・二宮和也(41)をゲストに迎え、「ひみつの嵐ちゃん!」の人気企画「ランキングダービー」の復活だけでなく、スタッフなしで二宮とSnow Manの赤裸々サシトークが放送されることが明らかにされている。

先輩タレントたちの人気企画にあやかるSPを2週に渡って放送するだけでなく、22年10月31日に旧ジャニーズ事務所を退社した滝沢秀明氏に言及するメンバーや、活動休止中の嵐について「ライブはしないのか?」と切り込むメンバーの姿が予告映像で放送されており、《視聴率や炎上狙いとしか思えない》《それスノの視聴率稼ぎにまんまとエサにされた感がすごい》と、制作側の企画力の弱さや、視聴率狙いのトークをあえてさせようとしていると、ファンからは批判的な声が上がっている。

■『Paravi』時代の方がファンのニーズに応えていた?

「『それスノ』は『ダンスノ完コピレボリューション』が大人気企画となり、事務所の垣根を越えたアイドルたちが毎回集結するため、同企画が放送された4月19日のSPでは、コア視聴率が4%台前半と高い数字をマークしています。それに味をしめたのか、ここ最近は同企画をSPに連発していましたが、それスノが話題になるのはいつもダンス完コピ企画ばかり。通常放送の企画の引きが弱く、TVerのバラエティーランキングの上位にもほぼ上がってこない状態です」(バラエティー番組制作関係者)

他にも、街中借り物競走ロケや都内各地の街で変装し、正体がバレないようにゴールを目指す企画、目黒蓮(27)の釣り企画などさまざまな企画に挑戦しているものの、Snow Manファン以外の視聴者を増やすほどの爆発力はまだないようだ。

「先輩たちの企画の全乗っかりしたことで、《視聴率が悪いから、先輩の力借りたの?》と訝しむ視聴者まで出てきていました。地上波レギュラー放送前に動画配信サービス『Paravi』で放送されていた時の方がファンのニーズに応えたメンバーの個性や面白さや仲良し感が出ており、バラエティー的にも面白かったという声が多く、特にゴールデンに昇格してからは、その良さが消えてしまったと感じているファンも多いようです」(アイドル誌関係者)

SPの場合、特に視聴率が重視されるのはテレビ局の事情として理解できるとしても、数字狙いに振り切りすぎると、メイン視聴者であるSnow Manファンからの反発が強まる可能性も高い。個性豊かなメンバーの良さが活きる、オリジナル新企画をファンは待ちわびているのだろう。

◇ ◇ ◇

Snow Manファンの購買力は底知れず。●関連記事【すごい!】Snow Man続投の不二家創業祭で見せた「スノ担購買力」…旧ジャニ最多CM契約本数グループの今後は? でとくとご覧あれ!

© 株式会社日刊現代