米、ベネズエラと対話再開 28日大統領選で公正な選挙求める

Vivian Sequera Matt Spetalnick

[カラカス/ワシントン 3日 ロイター] - 米国とベネズエラの高官は3日、4月以降凍結していた対話を再開した。米政府はベネズエラのマドゥロ政権に対して、7月28日に予定されている大統領選が公正な選挙になるよう求めた。

ベネズエラのロドリゲス国会議長は、オンライン形式で行った協議で、両国が関係改善に取り組み、「建設的で敬意ある」コミュニケーションを維持することで合意したと明らかにした。

米国は、3選を狙うマドゥロ大統領が自由で公正な大統領選挙を実施するという公約を果たすかどうかを懸念している。

米国は4月に大統領選に関してマドゥロ政権が合意を守らなかったとして、ベネズエラへの制裁緩和措置を停止した。

マドゥロ氏は1日、米国からの対話再開の提案を受け入れたと明らかにした。両国高官が最後に協議したのは4月中旬のメキシコでの会談だった。

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