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背筋を伸ばした立ち姿で人気になった千葉市動物公園(同市若葉区)のレッサーパンダ「風太」は、5日に21歳の誕生日を迎える。以前のように後ろ足で立ち上がることはなく、体調を考慮して展示を休止することもあるものの、順調に年を重ね、昨年に国内最高齢になった。人間だと80歳超に相当するという。5日は午後1時半から、飼育員が誕生日を祝う特別な食事を与える催しなどが企画されている。
誕生日当日はこのほか、飼育環境整備のため昨年実施したクラウドファンディングの報告会を開く。園内の売店では缶バッジやコースターなど、風太21歳記念グッズの販売が始まる。
風太は2003年に静岡市立日本平動物園で生まれ、04年に繁殖のため千葉市動物公園に引っ越してきた。翌05年にりりしい立ち姿がメディアで取り上げられ一躍有名に。18年に片目が白内障になり、近年は食欲不振など体調不良のため展示を休止することもある。
20歳を迎えた1年前の誕生日には国内4番目の年齢だったが、昨年10月に最高齢になった。
神谷俊一市長は先月27日の定例記者会見で「(05年の)ブーム以来、風太さんは千葉市動物公園を盛り上げてきた立役者。今後、健やかに生活できるよう万全の体制で取り組む」と“さん付け”で敬意を表して約束した。
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