「小さいころに本で読んだすごい人」新千円札の肖像・北里柴三郎の地元・小国町で式典 オリジナルフレームの切手も

2004年以来、20年ぶりとなる新しい日本銀行券、いわゆる新紙幣が7月3日から全国で流通を始めた。新千円札の肖像画となった北里柴三郎の地元・阿蘇郡小国町では記念式典が開かれ新紙幣の発行を祝った。

北里柴三郎記念館ではひ孫の館長が講演

新しい千円札の肖像画となった北里柴三郎の地元・阿蘇郡小国町にある、北里柴三郎記念館では新千円札発行の記念式典があり、関係者や地元の人などが新紙幣の発行を祝った。

この中で、柴三郎のひ孫にあたる北里英郎館長が講演。これまでの功績とともに、人を楽しませることが好きで、プールや貴賓館を造ったエピソードを披露し、その横顔を紹介した。

また、日本郵便九州支社からはオリジナルフレーム切手が贈呈された。切手には「終始一貫」など柴三郎の座右の銘や、ゆかりの地がデザインされていて、シート1枚・1000円だ。

熊本市から来た人は「朝早く熊本市内を出て小国まで来た。小さいころに本を読んでいて“すごい人だな”と思っていた。感極まるというか、すごく思いがあって…」と話した。

7月3日には特別に肥後銀行の移動店舗車が来て、新しい紙幣への両替が行われ、新札を手にした人は「やっぱり、きれい」や「夢みたい。本当になったんだと…うれしい」、「1万円と5千円と千円はきれいな状態で保管する」などと、思い出に残る新紙幣を手にしたようだ。

(テレビ熊本)

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