冨安がベンチに降格危機?アーセナルが伊代表DFカラフィオーリ獲得に迫る

冨安健洋 写真:Getty Images

イングランドのプレミアリーグで2年連続2位となり優勝を逃した「ガナーズ」の愛称で親しまれるアーセナル。日本代表のDF冨安健洋も所属する同チームは、トロフィー獲得のために今オフも積極的な補強の噂が絶えない。そんな中、現在開催中のUEFA欧州選手権(ユーロ2024)でも大活躍したイタリア代表DFリッカルド・カラフィオーリ(ボローニャ所属)に白羽の矢が立っているようだ。

『Sky Sports』イタリア版によると、カラフィオーリにはパリ・サンジェルマン(PSG)、チェルシー、バイエル・レバークーゼンなどの強豪クラブから様々なオファーがあるにも関わらず、ガナーズ側は他のチームよりも魅力的なプロジェクトとオファーを提示した模様。現在、このディフェンダーを巡ってポールポジションにいるガナーズは、今週末までにこの移籍を完了させたい意向のようだ。

左利きでセンターバックを主戦場とするカラフィオーリは、ボローニャのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得に大きく貢献しており、2023/24シーズンを通して37試合に出場、2ゴール5アシストを記録した。ディフェンダーとして攻撃への貢献は申し分ない数字であり、ユーロ2024でもイタリア代表の欠かせないセンターバックとして3試合に出場し、1アシストを記録している。

カラフィオーリは左利きということもあり、ミケル・アルテタ監督が冨安に行っているようにセンターやサイドバックでの起用もあり得る。

他にもブラジル代表のDFガブリエウ、ウクライナ代表のDFオレクサンドル・ジンチェンコ、フランス代表のDFウィリアン・サリバ、オランダ代表のDFユリエン・ティンバー、ポーランド代表のDFヤクブ・キヴィオル、そしてイングランド代表のDFベン・ホワイトと、超豪華な各国代表の守備陣を揃えるアーセナルDFラインの選手層。怪我の不安を抱える冨安には再びベンチへの降格危機が迫る可能性も考えられる。

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