いよいよリリースの「ゼンレスゾーンゼロ」を先行プレイ!陽気なストーリーやスタイリッシュなバトルに魅了されつつ、推しキャラも発見

HoYoverseが本日7月4日にリリースした都市ファンタジーアクションRPG「ゼンレスゾーンゼロ」。配信に先駆けた、先行プレイの模様をお届けする(プレイ環境はAndroid版)。

「ゼンレスゾーンゼロ」は、配信までにCBTやテクニカルテストが何度か行われてきた。今までのHoYoverse作品を多くプレイしてきた筆者も毎回応募してきたわけだが、当選は叶わなかった…。結局、TGS2023で出展されていた時の試遊から今回の先行プレイに至ったので、自分の知らなかった真新しい要素に度肝を抜かれてしまった。

今回は、ストーリー、バトル、キャラの紹介や魅力を改めて紹介していく。今回のプレイで新たに確認できた要素については動画で公開しているので、あわせてチェックしてほしい。

筆者はHoYoverse作品を一通りプレイしており、その中でも「崩壊:スターレイル」に時間をかけて遊んでいる。そのため「ゼンレスゾーンゼロ」のコンテンツを紹介する上でも、「崩壊:スターレイル」を例として挙げる場面が多々あると思うが、ご容赦いただきたい。

まずは「ゼンレスゾーンゼロ」のストーリーについて触れていきたい。本作では、“ホロウ“と呼ばれる超自然災害によって現代文明が崩壊した後の世界が描かれる。舞台となるのは終末世界を生き残った最後の都市文明・新エリー都であり、テクノロジーを駆使してホロウから貴重な資源を取り出すことで、大きな発展を遂げてきたようだ。

プレイヤーはゲームの中で、ホロウを探索する人々を導き、ガイドする職業“プロキシ”となり、ホロウへ入っていく人々の手助けをし、その過程で彼らの物語に関わっていくことになる。簡単に本作の背景ストーリーを紹介したが、筆者がゲーム全体に抱いていた明るいイメージとは違い、どちらかというと暗めな世界観設定があることに驚いた。

ストーリー序盤では、主人公となるリンとアキラの兄妹、邪兎屋のメンバーであるビリー・キッド、ニコ・デマラ、アンビー・デマラを中心とした物語を体験。美麗なムービーに見とれつつ、節々で見せるコミカルな言動、マンガのようなコマ割りで展開される演出など、先に触れた設定を忘れてしまうほど、終始明るい雰囲気の内容となっていた。

他のHoYoverse作品では、ストーリーを見ていて思わず涙してしまうような場面も多くあったが、本作ではこの後どのようなストーリーが展開されるのだろうか。また、邪兎屋以外の陣営とどのように関わり、話が進んでいくのかにも注目したいところだ。

そして、ストーリーを彩るキャラクターたちも大きな魅力の一つ。リンとアキラ、邪兎屋のメンバー以外にもさまざまな陣営とそこに属するキャラクターたちが存在する。どのキャラも見た目はもちろん、内面的にも個性が強く、必ずプレイヤーの趣向に合ったキャラが存在するのではないかと思う。

…こう書きながらも、筆者は寸前まで誰が推しなのかを決めかねていた。というよりは、気になるキャラが多すぎて困っていたレベルなのだが、先日公式YouTubeで公開された映像が決め手となり、推しが決定した。

それがヴィクトリア家政に属するエレン・ジョーだった。あの動画を見た後だと同じ境遇に至った人も多いかもしれない。ゲームを通してキャラクターの魅力に気が付くのはもちろん、こうした公式から供給される動画は、個々をフィーチャーしたものが多いのは、HoYoverse作品の良いポイントとなっている。

また「ゼンレスゾーンゼロ」では、ゲーム内でキャラクター個々とやり取りできるのも嬉しい点だ。「崩壊:スターレイル」ではキャラクターからメッセージが届くが、こちらから送ることはできない。

しかし「ゼンレスゾーンゼロ」では、こちらからキャラクターにメッセージを飛ばし、約束を取り付け、ちょっとしたエピソードが展開される。キャラクターに魅力を感じている人にとっては嬉しい機能だろう。

さらに「原神」のパイモン、「崩壊:スターレイル」のパムのようなマスコットキャラクターと言えるものが「ゼンレスゾーンゼロ」にも存在する。それが、ホロウ災害から新エリー都住民を避難させる目的で開発されたロボット“ボンプ”だ。その中でも、主人公をサポートするタイプIIは一線を画しており、他のマスコットキャラ同様、公式Xにて日々最新情報を発信しているほど。

ボンプ自体、さまざまな個体が存在し、それによって姿もまちまち。自分の好きなボンプを探すのも楽しみの一つと言えるだろう。

そして、こちらも本作の大きな魅力の一つとなっているバトル。基本的には3人1組のチームを組んで戦闘に挑むことになり、通常攻撃や特殊スキルを駆使して敵にダメージを与えていく。

一部の敵の攻撃(ヒントカラーとして金色に表示される)が命中する前に回避すれば“極限回避”が、キャラ切り替えをすれば“極限支援”が発動。極限回避後は一定時間スローモーションのような状態となり、素早く攻撃を行うと“回避反撃”を繰り出せる。一方の極限支援は、切り替え先のキャラクターによって内容が異なり、パリィ支援または回避支援を行ってくれる。このパリィ支援の時に発生する“音”が気持ちよく、パリィを決めた時の気持ちを高めてくれる。

また、敵のブレイク値というものを削ると、“連携スキル”を発動できるようにもなるので、戦闘中にキャラが目まぐるしく入れ替わるようになる。これらを繰り返し行っていくと、画面左上に表示されている“デシベル値”がどんどん溜まっていき、これが3,000まで溜まると“終結スキル”と呼ばれる強力なスキルを放つことができる。

バトルについては、第2回「吸音テスト」の時に公開したプレビュー動画でも紹介しており、映像と合わせてみたほうがわかりやすいだろう。動画で見てもらえれば分かると思うが、かなり動きの激しいバトルとなっている。アクションゲームが苦手という人だと、一歩引いてしまうかもしれないが、操作自体は何も難しいことはしていないので、安心してほしい。

極限回避か極限支援を発動できる敵の攻撃
極限支援からのパリィ支援
極限回避からの回避反撃
連携スキル
終結スキル

これら以外にも様々なコンテンツが用意されている「ゼンレスゾーンゼロ」。ゲームセンターに行けば、「ソウルハウンドIII」「スネーク・デュエル」というゲームを遊ぶことができ、一人プレイはもちろん、プレイヤー同士の協力・対戦プレイも可能とのこと。一人プレイをした際には、思わずゲーム本編を忘れて熱中してしまったほどだ。

その他、「崩壊:スターレイル」の模擬宇宙のような“零号ホロウ”、敵を制圧・討伐することを目指す“式輿防衛戦”といったやりこみ的な要素も用意されている。

スネーク・デュエル
ソウルハウンドIII
零号ホロウは、通常のホロウ探索よりも豊かな盤面になっている

ストーリー、キャラクター、バトルはもちろん、さまざまな魅力的要素が詰め込まれた「ゼンレスゾーンゼロ」もいよいよ本日7月4日より正式リリース。HoYoverse作品をプレイしている人、アクションゲーム/RPGが好きな人など、幅広い人にオススメできる作品となっているので、ぜひ一度プレイしてみてほしい。

最後に筆者の推しの画像をお届け

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