「遠藤航に似ている」「力強いプレースタイル」マインツ移籍の佐野海舟に地元メディアは大きな期待!「シーズン初めの問題は...」

現地時間7月3日、ブンデスリーガ1部のマインツは鹿島アントラーズから佐野海舟を完全移籍で獲得したと発表。2028年までの4年契約となっている。

佐野は2019年にFC町田ゼルビアでプロデビューを果たし、2023年には鹿島に移籍。ボランチで定位置を掴み、主力として活躍すると、同年11月には日本代表に初招集された。

そんな23歳をドイツ大手紙『Bild』は、「マインツには(ベンフィカに移籍した)守備的MFのレアンドロ・バレイロの後継者がいる」と紹介。「佐野は冬にブンデスリーガへの移籍を望んでいたが、当時は上手くいかなかった。クラブが彼を手放したくなかったからでもある。今回、彼はおそらく大きな夢を果たしたのだろう」と伝えた。

【動画】マインツのトレーニングウェア姿で挨拶する佐野海舟
また、マインツの地元メディア『Allgemeine Zeitung』は、「この守備的MFは(過去に在籍した)同胞の岡崎慎司や武藤嘉紀の足跡をたどる」とし、以下のように佐野大きな期待を寄せている。

「優れた部分がたくさんある。低い重心や激しいアプローチ、力強いプレースタイルだ。元シュツットガルトの遠藤航にも似ている。ビルドアップにおける冷静さ、ボールを扱う賢明な判断、賢いポジショニングも彼の才能の一部だ。シーズン初めの問題は、ブンデスリーガにどれだけ早く慣れて、約1万キロも離れたピッチでそのクオリティを発揮できるかということだろう」

佐野が新天地でどんなパフォーマンスを見せてくれるのか注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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