西山朋佳女流三冠が棋士編入試験の受験資格獲得 初の女性棋士なるか

将棋の「女流棋士」として活躍する、西山朋佳女流三冠が4日、棋士編入試験の受験資格を獲得しました。受験して合格すると、女性で初めての「棋士」となります。

西山朋佳女流三冠(29)は14歳で棋士養成機関「奨励会」に入会して、「棋士」をめざし、プロの一歩前の三段まで昇段しましたが、惜しくもプロ入りを逃し、その後、「棋士」とは別枠の「女流棋士」に転向して活躍していました。

その後、西山女流三冠は女流棋士にも出場枠のある棋戦で「棋士」とも戦っていましたが4日の対局でも棋士に勝ち、規定の成績に達したため、棋士編入試験の受験資格を獲得しました。

原則、棋士になるには26歳までに「奨励会」の三段リーグを勝ち抜いて昇段する必要がありますが、これまで女性の奨励会員が勝ち抜いたことはありません。

女性の受験資格獲得は福間香奈女流五冠についで2人目となり、受験して合格すると史上初の「女性棋士」誕生となります。

棋士編入試験は若手棋士5人と対局を行い、3勝すると合格となります。

© 日本テレビ放送網株式会社