清水、ノナト獲得交渉が破談「サントスと意見対立」ブラジル国内移籍へ

ノナト 写真:Getty Images

清水エスパルスは、ブラジル人FWルーカス・ブラガに移籍の可能性が報じられる中、ブラジル2部サントス所属MFノナトを期限付き移籍により獲得することもほぼ確実とみられていたが、破談に終わった模様。同選手はブラジル1部フルミネンセ移籍に向かっているという。

ノナトの去就を巡っては、サントスのマルセロ・テイシェイラ会長がすでに今夏移籍を明言。ブラジルメディア『UOL』は先月12日に「ノナトは清水へ期限付き移籍する。サントスと清水の交渉はここ数日間で進んでおり、間もなく合意に達する見込みだ」と伝えていたが、今月3日時点で両クラブからの公式発表はない。

すると『UOL』は3日に「清水とサントスの交渉は、最終段階で双方の意見が対立し、破談に終わった」とリポート。フルミネンセが2025年12月までの1年半レンタルにより、同選手の獲得することでサントスと合意に達しており、交渉は最終局面に入っているという。

現在26歳のノナトは、身長180cm未満で右利きのセントラルミッドフィルダー。昨年6月にブルガリア1部ルドゴレツからサントスへ期限付き移籍したが、レギュラー定着に至らず。サントスは昨年12月に同選手の買い取りオプションを行使したが、今季もここまで公式戦8試合の出場。MFディエゴ・ピトゥカ(元鹿島アントラーズ)やMFジョアン・シミッチ(元川崎フロンターレ、名古屋グランパス)が主力選手として活躍する中、ベンチを温めていた。

なお清水はJ2第22節終了時点で、首位のV・ファーレン長崎から勝ち点1差の3位。先月にポルトガル1部リオ・アヴェからガーナ人FWアブドゥル・アジズ・ヤクブを完全移籍により獲得した一方、ブラジル人FWドウグラス・タンキにトルコ2部イグディールFK移籍の可能性が。トルコメディア『Guven Gazetesi』は6月28日に「イグディールFKはタンキと個人合意。クラブ間交渉は今も続いている」と報じている。

© フットボール・トライブ株式会社