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普天間基地の名護市辺野古への移設工事をめぐり、大浦湾側の本格的な埋め立て工事に向けたくい打ち試験の作業が、4日も朝から進められています。
午前10時前、名護市の大浦湾では、3日に続き作業船が金属製のくいを海中に降ろす様子が確認されました。
これは埋め立て海域を囲む護岸の建設に向けたもので、政府は打ち込んだくいを撤去することなどを理由に事前協議は必要ないとしていますが、県は実質的な工事着手だとして作業の中止を求める行政指導を行っています。
大浦湾側で新たな工事が始まった事を受け、海上では工事に反対する市民らがカヌーなどに乗って抗議の声をあげたほか、キャンプ・シュワブのゲート前でも抗議活動が行われました。
▽抗議の音抗議する人 「国のやり方。沖縄に寄り添うと言って、何も寄り添ってないじゃないか」
軟弱地盤が見つかっている大浦湾側の地盤改良に向け、政府は去年、反対する県に代わって工事を承認していて、今後およそ7万本の砂くいを大浦湾に打ち込む計画です。