半田(上山出身)、パリ五輪へ サッカー男子代表入り

 日本サッカー協会は3日、パリ五輪に臨むU―23(23歳以下)男子代表18人を発表し、県勢は上山市出身のDF半田陸(22)=G大阪=が選ばれた。半田は初の五輪出場となる。

 半田は卓越した危機察知力やスピードに優れる右サイドバック。昨年7月に左足を骨折した影響でアジア1次予選を欠場し、最終予選で主力として登録された。予選での出場機会は限られたが、各世代別代表に選出された経験などが買われた。本県出身者がサッカー五輪男子代表に選ばれるのは初めて。背番号は「2」。

 パリ五輪に出場が決まった県勢はレスリング女子の鏡優翔(ゆうか)(サントリー・山形市出身)、ボクシング男子の岡沢セオン(INSPA・日大山形高出)、水球男子の鈴木透生(とうい)(イカイKingfisher74・山形市出身)、バレーボール男子の高橋健太郎(ジェイテクト・米沢中央高出)に続いて5人目。

 はんだ・りく 上山市出身。上山カメレオンFCからモンテディオ山形のジュニアユース村山、ユースと進み、2019年にクラブで初となる高校在学中のプロ契約を結んだ。23年にG大阪に移籍。23年3月には日本代表に選出された。176センチ、70キロ。

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