110メートル障害の高山がパリ五輪代表に 走り高跳びの真野も

日本選手権で2位となり五輪代表をたぐり寄せた高山

 日本陸連は4日、選考を経て新たにパリ五輪代表に決まった男子20選手、女子7選手を発表した。中国地方ゆかりの選手では、男子110メートル障害の高山峻野(ゼンリン、広島工大高出)が東京五輪に続く2度目の代表入り。同走り高跳びの真野友博(九電工、広島山陽高出)は初の五輪代表となった。

 同400メートルリレーの補欠登録として、山本匠真(広島大)が選出。同400メートル障害で参加標準記録を突破していながら日本選手権を棄権した黒川和樹(住友電工、山口・田部高出)は代表入りを逃した。

 高山は日本選手権で2位になったことで代表をたぐり寄せた。日本選手権終了時点で、泉谷駿介(住友電工)と村竹ラシッド(JAL)が代表に決定。残り1枠は世界ランキングで出場圏内に入った高山と、参加標準記録を突破していた野本周成(愛媛県競技力向上対策本部)の比較となった。その場合、陸連の選考要項で日本選手権の順位が最優先と規定されているため、2位の高山が5位の野本を抑えて代表に選ばれた。

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